1980年モスクワ生まれ。グネーシン音楽学校、モスクワ音楽院に学び、タチアナ・ゼリクマン、レフ・ナウモフなどに師事。
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝、ブゾーニ国際ピアノコンクール優勝、浜松国際ピアノコンクール最高位、スコットランド国際ピアノコンクール優勝、ショパン国際ピアノコンクール第3位など、多くの国際コンクールで受賞多数。
ニューヨーク・フィルハーモニック、東京交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団、イギリス室内管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ダラス交響楽団、ベルリン交響楽団、シカゴ・シンフォニエッタ、スウェーデン放送交響楽団、バーミンガム市交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団等と共演。
共演指揮者は、ミハイル・プレトニョフ、ミハイル・ユロフスキ、マーク・エルダー、ヴァシリー・シナイスキー、ジェイムズ・コンロン、クラウス・ペーター・フロール、アレクサンドル・ラザレフ、ワシリー・ペトレンコ、ブラムウェル・トーヴェイなど多数にのぼる。
NYのカーネギーホール、エイブリー・フィッシャー・ホール、ワシントンDCのケネディ・センター、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール、ウィグモアホール、パリのルーヴル・オーディトリウム、サル・ガヴォー、サル・コルトー、ミュンヘンのヘラクレスザール、ベルリン・フィルハーモニーホール、モスクワ音楽院大ホール、香港の上環シビックセンター、ミランのヴェルディ・ホールなど、世界各地の主要ホールで演奏。
クライバーン・シリーズ、ワシントン・パフォーミング・アーツ・ソサエティ、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ラヴィニア音楽祭、ベートーヴェン・イースター音楽祭、ブゾーニ音楽祭、ルール・ピアノ・フェスティヴァル、Festival Musique dans le Grésivaudan、ニューヨークピアノフェスティバルなどでリサイタルほか、日本、中国、台湾でも定期的にツアーを行っている。
教育にも力を注ぎ、2003-2010年グネーシン音楽学校、コロンバス州立大学シュオブ音楽学校、2013-2017年ニューヨーク大学スタインハート校を経て、2017年7月よりイーストマン音楽学校にて教鞭をとる。ヨーロッパ、アジア各地でマスタークラスも開催、日本、中国、台湾の国際ピアノシリーズや音楽学校でレッスンを行うほか、2020年よりエストニアにてHiiumaa Homecoming Festivalを共同で主宰している。
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、ブゾーニ国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクール、ブリュートナー国際ピアノコンクール、フェアバンクスのEコンクール、モスクワのネイガウス国際ピアノフェスティヴァルなど、多くの国際コンクールの審査員も務める。
レコーディングは、ハルモニア・ムンディ、クォーツ(Quartz)、セントー(Centaur)から幅広いレパートリーでリリースしており、シューマン・アルバムや、クライバーンコンクールのリリースをはじめ、いずれも高い評価を得ている。
2010年にアメリカへ移住し、2015年アメリカ国籍を取得。シゲルカワイアーティスト。